高校テニス部の練習中にオスグッド病の膝が痛くなるので何とかしたいという高1男子のケース

オスグッド病で膝が痛い高校生のケース 症例や事例
症例や事例

膝のお皿の下の方が痛くなる、オスグッドの高校1年生のケースです。膝の外側が痛くなる腸脛靭帯炎も併発していました。接骨院で治療を受けていたそうですが、骨盤のゆがみを調整することで左右の脚長差が解消し、膝の外側の痛みが解消。オスグッド自体は負荷のかけ過ぎが原因なので、膝バンドの継続使用やストレッチについてのアドバイスをしておきました。

オスグッド病による膝の変形は治せませんが、骨盤のゆがみからくる脚の長さの違いを矯正することで、片方の膝にばかり負担がかかっている状態を改善できました

これまでの経緯

高校1年生、16歳、男性、軟式テニス部。
さいたま市内の高校に入学してからテニス部に入り練習をこなしてきたが、右膝が痛くてテニスの練習だけでなく、準備体操もつらい。近所の接骨院でオスグッド用の膝バンドを購入した際、骨盤のゆがみも見てもらったほうがよいと言われて当院へ母親と共に来院。X線写真は撮っていない。

初回来院時の身体の状態

話を伺ってみると、テニスの練習そのものよりも準備体操や反復横跳びのようなトレーニングがキツイらしい。膝に繰り返し連続で衝撃が来ると痛みを我慢できないとのこと。接骨院で購入したオスグッド用の膝バンドで固定するとだいぶ楽になる。電車通学や日常生活は特に支障なし。

オスグッド自体はひと目で分かるほど。両膝にある。脛骨粗面の部分は不安定感や炎症で熱を持っている感じは無し。膝蓋骨の横方向への不安定感も無し。大腿四頭筋とハムストリングはよく発達しているが固い。右脚の腸脛靭帯を押すと全体的に圧痛があり、ちょうど右膝関節の外側が最も痛く感じる。股関節や足首は特に問題なし。

腸脛靭帯炎とは?

太ももの外側に位置する腸脛靭帯は、膝に近づくにつれ細くなり、膝関節のすぐ上、大腿骨の一番下の外側にある骨の出っ張りと摩擦を起こしやすい。炎症をともなう痛みがこの特定の場所で発生する。マラソンランナーや長距離の自転車ライドをする人、激しく走り回るスポーツ選手によく見られる。

骨盤をチェックしてみると、強いねじれに伴う傾きがある。左右の脚の長さの違いが15mmほどあり、左脚が短く見える。大腿骨と脛骨の骨の長さ自体を計測してみると左右差無し。見た目上、長くなっている右脚に衝撃などの負荷がかかりすぎていると推測して、骨盤のゆがみを矯正しながら様子を見ましょうということになりました。

オスグッド病とは?

オスグッド病とは正式にはオスグッド・シュラッター病 (Osgood-Schlatter Desease)と呼ばれるもので、成長期の若いスポーツ選手によく見られます。激しい運動によって膝のお皿と脛骨をつなぐ膝蓋腱にテンションがかかりすぎ、脛骨粗面が剥がれて炎症を起こしたり、骨が出っ張って見えるようになったりします。

施術の経過

1回目(当日): 骨盤のゆがみの矯正。右側の殿部~膝にかけての筋肉や筋膜のほぐしおよびストレッチ。足首もアジャスト。脚の長さはきれいにそろった。膝に負荷のかかることをする時は必ずオスグッド用の膝バンドを装着するよう念押し。

2回目(4日後): 今回は1人で来院。期末試験中は部活が休みなので特に膝の痛みはない。脚長差をチェックすると、再び左脚が10mmほど短くなってきている。前回と同様の施術を行なった。

3回目(5日後): 脚長差は5~10mmの間。部活中はピキッと痛みが走ることもあるが、バンドを装着していれば我慢できる。

4回目(3日後): 脚長差は5mmほど。骨盤のゆがみを矯正すると腰が楽になり、腰をひねる動作がしやすくなったとのこと。「フォームローラー」を父親に買ってもらい、ハムストリング・大腿四頭筋・腸脛靭帯のマッサージとストレッチに使い始めたら、かなり楽になったそうです。

5回目(7日後): 脚長差は無し。施術をした後はしばらく調子が良いが、前日の練習でちょっと痛くなったそう。冬休み中も部活はあるらしいので、年内最後の部活の後と冬休み明け前に来てくださいと伝えた。

6回目(7日後): 脚長差5mm以内。前日練習があったものの、軽めの練習だったので膝には特に問題なし。

7回目(10日後): 冬休み中は特に膝の痛みもなく問題なかった。冬休み明けの部活が始まり筋トレをする際、私に指導された通り膝の向きなどに気をつけていればもう大丈夫とのこと。

その後の様子

骨盤のゆがみが現れて脚の長さに違いが出ると、右側の腰・骨盤・大腿・膝の外側に痛みが走ると実感できたようなので、月に1回程度の間隔で骨盤のメンテナンスを受けるようにアドバイスをしました。これでテニス部を辞めずに続けられるでしょう。

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